「世界征服やめた」を観て、面白かったなぁとただ通り過ぎてしまいたくなかったので、ブログを始めてみました。
あの時に受け取った思考や感覚を上書きしてしまわないように残しておく事が、今の自分には必要でした。
ペルソナとシャドウの融合。
彼方と星野は、ひとりの人物の中の側面なのかなと思って観ていたけれど、別々の二人。
最初に止まっていた景色(人たち)が、最後のシーンで動いている中を歩く二人が、なんだか嬉しかったな。
安心したというか、心が晴れたというか、視界が開けたような感覚。
いつも通りに過ごしていたはずの日常生活に、絶望するような現実が何度も畳み掛けるように起こっても、それをできるだけ客観的に観られる術を教えてくれる作品だった。
実際に、この2年くらいは生きた心地がしなかった。
しんどい事が重なり過ぎた。
だから、思考が狭くならないように助けてくれる作品は、日常生活の救いになる。
その感覚を忘れないでいられれば、希望を見失わずに済む。
無理にポジティブになろうとせず、揺れ動いてしまう自分を冷静に受け入れてみるのも良い。
ついつい否定的な方に強く意識を向けてしまう自分に気づいて、
これまでの苦境が反転して、その分ここから楽しくなると決めてしまばいい。
自分の力ではどうにもならないと思ったら、とりあえず放置して静観してみるのもいい。
意味を考えずに最強になれると思い込んでみるのもいい。
案外それでうまくいくかもしれない。
日々のバランス感覚が、全体を冷静に見渡す客観的な広い視野によって保たれるのだとすれば
目の前の視野が狭く固定されないように、こういう作品に側にいて欲しい。
世界は自分の感受性で出来上がっているんだど、しみじみ思う。
怖いと怯えることも、悲観して落ち込むことも、美しいと感動することも、わくわくして心躍るようなことも
すべて自分の心が作った景色だし、それがそのまま現実になる。
現実逃避するという事ではなく、額縁にいれて眺めるような、俯瞰するような感覚を養える。

もう一度、観たかったな。
アップリンク吉祥寺の最終日に間に合ったけれど、次のチャンスがなかった。
もう想像の中でしかない。
もう一度、観たい。
上映後に、北村匠海監督からのビデオメッセージと草場尚也監督とSYOさんのトークショーがあるとは知らずに観たのでびっくりしたけれど、聴きごたえたっぷりでした。
全員で一斉に席を立つシーンの演出のお話。
なかなか揃わない悩ましい状況で、演出をつけるという事ではなく「皆さんはどうすれば立ちやすいですか」と聞いた北村監督が、なんだかいいなぁと一番印象に残りました。
視野の広さと相手の気持ちに寄り添える方なのだろうとお察しします。
じつは、北村さんが出演した作品を観たことがありません。歌も。これまでのキャリアも知らず。
朝ドラを観始めました。正直なところ、「あんぱん」が初見です。
朝ドラ以外に最初に観ておくべき作品は何が良いでしょう。今、、こんな感じです。
萩原利久さんも今年に入って知りました。「メシドラ」で。
佇まいが好きだなぁとじわじわ好きな気持ちが込み上げてきて、萩原さんを観たくてギリギリ最終日に映画館に駆け込みました。
利久さんのドラマも少しずつ見始めています。『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』楽しみ。
北村匠海さんも萩原利久さんも、正面(俳優)からの出合いではなかったけれど、これからは機会を見つけて観ていきたいと思います。
もう知らなかった頃には戻れません。不可逆。
北村匠海さんのフィルターを通して、また彼の思いが昇華された作品を観たいです。

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